パタゴニアのタグは年代によってデザインが大きく変わります。主なタグの変遷を順に見ていきましょう。
1. 白タグ(1970年代〜1980年代初頭)
パタゴニアの初期のタグで、白地にロゴが描かれていることから「白タグ」と呼ばれます。さらに、前期と後期でデザインに違いがあります。
- 前期(1970年代前半): 背景の山と空がオレンジと青の2色で表現されています。
- 後期(1970年代後半): 前期の色に紫が加わり、青、紫、オレンジの3色でより鮮やかな夕焼けが描かれています。
2. デカタグ(1980年代)
白タグに代わって登場したのが、現行のタグよりも一回り大きい「デカタグ」。ロゴの背景が黒になり、文字が白に変わったのが特徴です。
- 前期(1980年代前半): ロゴの右横に®マーク(登録商標マーク)がありません。
- 後期(1980年代後半): ロゴの右横に®マークが付きます。
3. 雪なしタグ(1992年〜1994年)
このタグは、山の上部に描かれるはずの白い雪のラインがないことから「雪なしタグ」と呼ばれています。わずか2〜3年という短い期間しか存在しないため、希少性が高いとされています。
4. 内タグの製造年表記を読み解く
1980年代以降の多くの製品には、内側の洗濯表示タグなどに製造年とシーズンを示す表記があります。これが最も確実な年代判別方法の一つです。
- 表記の探し方: 「STY.」「STYLE」「ITEM」のいずれかで始まる5桁の製品番号を探します。
- 製造年の読み方: 製品番号の後に続くアルファベットと数字が製造年とシーズンを示します。
- SP: Spring(春)
- FA: Fall(秋)
- F: Fall(秋)
- S: Spring(春)
例:
- 「STY. 12345 FA99」 → 1999年の秋冬に製造された製品
- 「ITEM: 67890 SP02」 → 2002年の春夏に製造された製品
年代判別のヒントと注意点
- Made in USA: 1990年代中盤頃までは**「MADE IN USA」**の表記が多く見られます。現在の製品はベトナムやスリランカなどアジア圏の製造が中心です。
- モデル特有のタグ: スナップTなどの一部モデルには、襟元に「三角タグ」(1980年代)や四角い「四角タグ」(1990年代以降)が付いていることもあり、これも年代判別の手がかりになります。
- 復刻モデル: 人気の高いヴィンテージモデルは復刻版として再販されることがあります。タグのデザインも似ていることがありますが、内タグの製造年表記で正確な年代を確認できます。
- Worn Wear(ウォーン・ウェア): パタゴニアの公式古着プログラム「Worn Wear」では、年代やモデル、その製品が辿ってきたストーリーを公式サイトで公開している場合があります。これも一つの参考にできます。


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